オフィサーコスチューム制作例

自分でパターンを製図して縫製したオフィサーコスチュームが、第501軍団で承認いただきましたので、制作例としてレシピを公開します。

コスチュームリファレンスは以下のところにあります。


承認に必要なものは以下のとおりです。

  1. 帽子
  2. チュニック
  3. ランクバー
  4. コードシリンダー
  5. ベルト
  6. ズボン
  7. ブーツ

このうち、帽子とベルトは、ブリッジクルーで作ったものが使い回せます。

コードシリンダーとブーツは、別途購入していますが、入手経路はこのブログでは非公開です。

ランクバーは自作しましたが、作り方を紹介できるほど、自信はないので省略します。

ということで、「チュニック」と「ズボン」のレシピです。

参考文献は、以下のものです。

著作権が切れた本ですが、このなかに「陸軍将校乗馬袴」という囲み製図があったので、これをそのまま自分のサイズで製図してズボンの型紙として使ってます。

チュニックは、そのものズバリはなかったので、普通のシャツをみながらパターンを起こしました。

完成したパターンを印刷できるように、実寸大のPDFにしてみました。

A0サイズの用紙に印刷するPDFになってますが、Acrobat Reader のポスター印刷機能をつかえば、A4サイズのプリンターでも印刷することができます。

紙を貼り合わせるのがめんどくさいですけどね。

写真で撮影したものを、加工しているだけなので、多少の歪があると思いますので、ご了承ください。大きなメジャーと10cm方眼をつけているので、ずれているかどうかはそれで確かめてください。

なお、私のサイズは、以下のとおりです。

身長:182cm

体重:67Kg(痩せ型ですね)

服を着た状態のバスト:106cm

ズボンのウエスト:82cm

縫い代が入った型紙です。出来上がり線が見えませんが、縫い代は1cmです。 

 

材料:

チュニック:

  • ポリ芯
  • カギホック小:2個
  • スナップ小:9個
  • ミシン糸#60:700m

ズボン:

  • ポリエステルギャバジン:2m
  •  ファスナー:20cm1本
  • スナップ大:1個
  • カギホック:1個
  • ハトメ3mm:24個
  • 靴紐:1組
  • 接着芯:10cm

ズボンのポケットの部分は、参考にした製図の資料ではよくわからないので、別途考えました。片方のポケットに500mlのペットボトルが2本入るほどの大きさになってます。

 ズボンのレシピは、普通のズボンと作り方は同じですので、以下のサイトを参考にしてください。(うさこの洋裁工房さん)

yousai.net

エストのサイズは、お尻の上にあるダーツを調整するとある程度は、変更できます。

脹脛のところは、ハトメをつけて、紐で結ぶようになってます。

 

それでは、チュニックについては、詳細に説明していきます。

1. 生地の裁断

表生地と裏地が必要です。

スカートの裾と袖口は、裏地だけ4cmだけ短くします。(点線にLiningと書いてあるところ)

Front body center が、前たてになっています。この部分は裏地も表生地と同じにします。そのためこのパーツは4枚必要です。そのうち3枚には、接着芯を貼ります。

Front body side upper が、コードシリンダーのポケットになる部分ですが、コードシリンダーの重さでシワがよることがわかったので、この部分にも接着芯を貼ります。

Front body side の裏地は、ポケットは不要なので、upperとlowerを出来上がり線でつないだ状態で、裁断します。

 

2. ノビ止めテープ

袖ぐりと襟ぐりに、ノビ止めテープを貼ります。

 

3. すべてのパーツの周囲をジグザグで、ほつれ止めをします。

裏地は薄くて縫いにくいので、キーピングをしてから、ほつれ止めします。

 

4. ポケットを縫います。

front side upper とpocket bag とfront side lower を縫いつけます。

ここで、コードシリンダーの落下防止用に、平ゴムをポケットの中に縫い付けます。

こんなふううに、コードシリンダーがさせるようになります。

出来上がると平ゴムは見えません。

pocket bag の両サイドを、ポケットの入り口まで縫います。

これでポケットが完成。

 

5. 前身頃を縫う

Front body center にあるダーツを縫います。

完成したpocketがついたFront body side と、Front body center を縫い合わせます。

4つあるcenter の片方だけ、side を縫い付けるので、

表の右、表の左、裏の右、裏の左と4つができます。

縫ったところは、縫い代をアイロンで割ります。

 

6. 後ろ身頃を縫う

後ろ身頃をcenterとsideを縫い付けます。

 

7. スカートを縫う

スカートのパーツは、同じような形ばかりですが、それぞれ幅が違うので、間違いないように。

前見頃のスカートが縫えたら、前身頃とスカートを縫い付けます。

同じように後ろ身頃のスカートが縫えたら、後ろ身頃とスカートを縫い付けます。

縫ったら、縫い代をアイロンで割ります。

 

8. 前身頃と後ろ身頃を縫い合わせる

表地、裏地ともそれぞれで、前身頃と後ろ身頃を肩で縫い合わせます。

縫ったら、縫い代をアイロンで割ります。

前身頃と後ろ身頃を脇で縫い合わせます。

これで、袖がない状態の表地、裏地ができました。

 

9. 襟を作る

表側の生地には、接着芯を貼ります。

襟にはポリ芯をいれます。

 

10. 表地と裏地を縫い合わせる。

表地と裏地の裾を中表で合わせて縫います。

裾は、裏地だけ4cm短いのですが、縫い代1cmで縫い合わせるわけです。

次に、表地に、襟を仮止めします。

さらに襟を挟んで、表地と裏地をあわせて、襟を含む周囲を縫い付けます。

ここで、袖ぐりの穴から表地と裏地をひっくり返します。

アイロンで整えます。アイロンは、ポリエステル用の温度にしてください。中よりちょっと下です。熱すぎると生地が溶けてしまいます。

また、アイロンは表側から当てないでください。生地がテカテカになってしまいます。

表からアイロンを当てる必要がある場合は、あて布が必要です。

 

11. 袖を縫います。

表地、裏地それぞれを、前側と後ろ側を縫い合わせます。

次に、表地と裏地を袖口で縫い合わせます。

表地、裏地がつながった状態で、筒状に縫います。

縫い代をアイロンで割ります。

袖口をアイロンで折り目をつけます。表地が2cm長いのでこんなふうになるはずです。

 

12. 袖を縫い付ける

袖の表地だけを、見頃の表だけに縫い付けます。

ここでミシンを使う工程は終わりです。あとの工程は手縫い。。。

 

13. 肩パットを縫い付ける。

肩パットを、表地の肩の縫い代に縫い付けます。このとき、袖ぐりの縫い代より肩パットが1cmぐらい出る位置にします。

 

14. 袖の裏地をまつり縫い

そでの裏地を、見頃の裏地に、まつり縫いで縫い付けます。

 

15. 襟のカギホックと、見頃のスナップをつけて完成です。

 

いろいろわかりにくいとは思いますが、とりあえず自分の備忘です。

 

おまけ: ベルトが、腰の縫い目を隠すようについてなければならないのですが、動いていると、けっこうずれてきますので、背中の腰部分に、ベルトを固定するためのマジックテープをつけました。